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気になる症状をチェック!
咳をするおばあさんのイラスト

咳が止まらない

咳とは、気道内への何らかの原因により、その反射作用によって起こるものです。その原因が気道に水や痰が入ってしまったことによるものであれば単純に異物の排出ということで片付けられます。しかし、体内で起きた刺激が原因である場合、起きていることを突き止めて解決しなければなりません。喉や肺といった呼吸器官ではなく、心臓や別の臓器の病気である可能性もあります。咳を起こす原因となる病気には油断できないものがあります。咳の主な原因は肺に関係しているものが多くあります。その肺にはいろいろな種類の細胞で構成されていますので、病気の種類も多い臓器です。咳というのはわかりやすい症状でもありますから、一週間以上も長引く場合は必ず受診して病気の有無を確認しましょう。

咳を伴なういろんな病気の種類

咳は、風邪やインフルエンザ以外にも沢山の病気によって引き起こされる症状です。
咳は疲労やストレスなど体調の変化によっても出ますが、夜寝ているときに出る咳・運動後等の体が温まった時に出る咳・寒い日に外に出た時に出る咳、などの特徴がある咳が出る場合には病気のリスクがありますので医師の診察を受けることをお勧めします。
咳を伴なう風邪以外の病気の中には、肺結核や肺がんのように重大な病気もあります。
ここでは、咳を伴なういろんな病気を知っておきましょう。

誤嚥性肺炎

誤嚥とは何らかの原因で嚥下障害を起こし、本来は気道に流れるはずのない食べ物や病原菌が気道を経由して肺に達してしまう事をいいます。
そして、嚥下障害から誤嚥を起こし、誤嚥性肺炎を発症してしまいます。
加齢とともに筋力が低下して嚥下障害状態になると、「食事の際のむせ」「風邪のような咳」「食べ物を飲込むときの違和感」といったサインが起こります。

マイコプラズマ肺炎

発熱や頭痛が3~4日続き、その間に咳がひどくなってくる。これらの症状が長引くのが特徴。中耳炎、副鼻腔炎などにつながる可能性もある。
家族内や小集団内で発生することから、周囲の人たちがマイコプラズマ肺炎と診断されていて、頑固な咳が続く場合には病院を受診してください。

百日咳

百日咳菌の飛沫による感染しておこる病気です。
発熱はなく、鼻水・くしゃみ・咳の順番で症状がでて、長期にわたって症状が出ます。
始めは軽い咳ですが、徐々に激しさを増し、最終的には激しい咳で嘔吐、呼吸困難などにつながることもあります。
特に赤ちゃんにとっては、とても怖い病気なので、予防接種などの対策をしましょう。

肺結核

結核菌は咳などの際に、人から人へ空気感染していきます。
空気を吸う事で感染するので、呼吸器である肺に定着する事が多く、肺結核は結核の代表的な病気となっています。
戦前は死に至る恐ろしい病いとされていましたが、現代では治療薬の進歩や生活水準の向上により、早期発見して適切に治療されれば完治する病気となりました。

慢性閉塞性肺疾患

肺気腫と慢性気管支炎によって起こる閉塞性肺疾患を総合したものをいいます。
発症すると長期間、気道を拡張する為、痰が伴う咳が続きます。
タバコ喫煙の習慣があり、痰を伴う咳が1年以上続く場合はこれを疑う必要があります。

肺がん

肺がんとは肺にできる悪性腫瘍で、日本人の癌死亡率で第一位となっています。
肺から癌が発生する一番の発症リスクはタバコ喫煙です。
日本人の喫煙による肺がんリスクは男性で4.8倍、女性で3.9倍と吸わない人と比べてもかなり高いものとなっています。
肺における悪性腫瘍は増殖スピードがとても早いですが、肺はとても鈍感な臓器なんです。
咳や喀血の症状が出た時には、すでに病気が進行している事も多いのです。

その他の病気は

喘息、花粉症、肺梗塞、肺水腫、胸膜炎、降圧剤の副作用、急性咽頭炎、心筋炎、心外膜炎、間質性肺炎、がん性リンパ管症…など

咳が止まらない方の健康診断、おススメコース