胃がん検診のご案内
胃がん検診には、主に胃X線検査と胃内視鏡検査があります
- ・胃X線検査とは、レントゲン検査のことをいいます。
造影剤のバリウムと発泡剤を飲んで、X線を照射することで胃の内部映像を撮ります。この検査では胃内の確定診断はできませんので、検査の結果によっては内視鏡検査など、別の検査を受けることも必要になります。
- ・胃内視鏡検査とは、胃カメラのことをいいます。
小型のカメラを装着した細い管を、口または鼻から挿入し、食道・胃・十二指腸を観察でき、映像も鮮明で小さな病変も確認できるのが特徴です。検査で病気の疑いが発生したときに、その場で病理サンプルの採取が可能なのも便利。当院を含めて近年では、胃の内部を直接観察でき、食道や十二指腸まで検査ができる胃内視鏡検査が人気です。
カプセル内視鏡
小指の先ほどの大きさで、薬のカプセルのような形をしている検査機器です。歴史として、日本では2008年10月から販売が開始されました。内服から排出までの所要時間は概ね4~5時間ほどで、飲込む際の苦痛もないのと、食道から肛門までの全ての消化器の検査が可能となっています。画像データは無線装置で体外に送信され、撮影を終えたカプセルは再利用しません。
スキルス胃がんの危険性とは
- ・胃の粘膜下部に癌がバラバラに拡がるために発見が難しい。
- ・癌化の進行スピードが早いうえに、他の臓器に転移し易い。
- ・手術が困難。
- ・発見が遅れ、腹膜播種が認められると、手術ではなく抗がん剤治療となる。
- ・手術しても再発度が高い。
胃がんの年間罹患数である約10万人のうち、9%程度がスキルス胃がんと言われています。上記のような、様々な危険性があるスキルス胃がんは胃がん検診でも見逃される事もあります。健診で問題がなくても、食欲不振・吐き気・血便・黒色便・体重減少などの症状がある場合には注意が必要です。スキルス胃がんにかかった主な症例は、ナポレオン・逸見政孝・宮迫博之など。
※胃がん検診は単体の健診では無く、人間ドックや健康診査の一部の検査に含まれて実施されます。
こんな方にオススメ
- ・ピロリ菌の保菌者
- ・日頃からストレスを抱えている方
- ・日常生活で胃に違和感を感じる方
- ・胃がんに罹った家族がいる方
- ・40歳を超えた方
発見できる病気
- ・慢性胃炎
- ・胃潰瘍
- ・胃ガン
- ・逆流性食道炎
- ・食道がん
胃がん検診のオススメコース
スタンダード人間ドック(胃カメラ)・腫瘍マーカー検査付き
45,360円(税込)
所要時間約2時間、身体・血圧測定等の健康診断に加えて、胃カメラによる胃の検査・腹部超音波検査(腹部エコー)で、胃や十二指腸などのがん・潰瘍・ポリープの有無や肝臓、胆のうや腎臓の腫瘍や結石等の有無を調べます。
内容
- ・特定健康診査
- ・胃内視鏡検査
- ・腹部エコー
- ・腫瘍マーカー
プレミアム人間ドック◇三大疾患◇バリウム
133,000円(税込)
人間ドックの検査項目に加えて、頭部MRI・MRA検査、肺がん検査(胸部CT検査)、心臓冠動脈MRA検査、アミノインデックス検査、腫瘍マーカー4項目をセットにした全身コースです。
内容
- ・特定健康診査
- ・頭部MRI・MRA
- ・胸部CT
- ・心臓冠動脈MRA
- ・アミノインデックス
- ・腫瘍マーカー
- ・腹部エコー