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気になる病気をチェック!
心臓に痛みを感じる男性のイラスト

狭心症について

狭心症は冠動脈の血管内が狭くなり心臓へ送る血液の量が少なくなって、胸部の痛みや圧迫感などの症状を起こす病気です。この時、狭くなっている血管が完全に詰まってしまった状態が心筋梗塞です。代表的な発作の症状としては、胸が痛む・胸が締め付けられる・胸焼けがする、などがあります。多くは胸部の症状として現れ、上腹部や背中の痛み・のどの痛み・歯が浮くような感じ・左肩から腕にかけての痺れとして感じることもあります。また、狭心症の痛みの程度は、違和感程度の軽いものから冷汗を伴う強いものまであります。治療の方法は大きく分けて3つあり、薬物療法、カテーテル・インターベンション、冠動脈バイパス手術の方法です。治療方は年齢・合併症の有無・症状や冠動脈の病変の形態などにより異なってきます。狭心症はもともと多くの場合、動脈硬化が原因で発症します。今のところ、いったん起きた動脈硬化は元通りには治せません。治療に関しては、今後動脈硬化がこれ以上進行しないように努力するというようにリスクファクターを減らしていくことが重要です。

【狭心症】の原因と予防法

狭心症の原因となるリスクファクターとは

狭心症の直接原因は冠動脈にできる動脈硬化や血栓によっておきます。心臓に酸素や栄養を運んでいる冠動脈が狭くなって血液が十分に流れなくなり、急に胸が圧迫されるような発作が起こる病気です。一時的に血流が不足しても数分内に回復し、症状が治まるのが特徴で、タイプによっては心筋梗塞に移行しやすいのが狭心症です。狭心症に陥る主なリスクファクターとしては、生活習慣(高血圧・高脂血症・喫煙・大酒・糖尿病・遺伝・運動不足・肥満・過労・ストレスなど)が大きく関係します。これらの危険因子のひとつひとつは程度が軽くても、複数重なった場合、狭心症発症のリスクは急激に膨れ上がります。この狭心症は加齢に従っても起こりやすくなりますが、近年では若い方にも症例が増えています。

狭心症にならない予防法

狭心症の予防・改善には、動脈硬化を予防・改善するための生活習慣の見直しが基本となります。以下のような生活習慣の改善を心がけてください。

  • ①たばこの数量を1箱以内に抑える(できれば吸わない)。
  • ②栄養バランスのとれた食事を摂る(魚と野菜中心)。
  • ③塩分を減らす。
  • ④脂質・コレステロールはとり過ぎない。
  • ⑤メタボの解消。
  • ⑥大酒を控える。
  • ⑦定期的に有酸素運動をする。1日20分以上、1週間に3日以上。
  • ⑧ストレスを溜めない。

※心臓病は遺伝も関係しており、家族に狭心症・心筋梗塞の患者さんがいる方は、特に注意が必要です。

心臓の説明をする医師のイラスト

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